祭りばやし
水道の蛇口をひらく
祭りばやしがきこえてくる
笛の音がグラスにあふれる
こぼれて手を濡らす
太鼓は連打して腕をつたう
鈴の音はグラスの底から気泡となってあがってくる
耳をすましてはいけない
考えてはいけない
空いた手で蛇口をひねり水をとめる
けれども祭りばやしはせきをきる
グラスを窓からの光にかざす
祭りばやしをグラスに封じこめる
すこしも悪意はない
水は澄みきって
波型のカットにそって虹がはしる
飛行機の爆音がひびく
誘われたように
ときならぬ春雷がとどろく
ぴったり祭りばやしとあい和して
グラスをかたむける
小太鼓の音がほうろうにはじく
笛の音がうすい膜になってひろがる
鈴の音がグラスのなかの最後の一滴をおとす
窓をあける
春風が木々の梢をわたる
鳥がゆったり旋回する
耳なれた音は潮のように行きつ戻りつする
心の内と外で命は音にすがる
祭りばやしがきこえてくる
笛の音がグラスにあふれる
こぼれて手を濡らす
太鼓は連打して腕をつたう
鈴の音はグラスの底から気泡となってあがってくる
耳をすましてはいけない
考えてはいけない
空いた手で蛇口をひねり水をとめる
けれども祭りばやしはせきをきる
グラスを窓からの光にかざす
祭りばやしをグラスに封じこめる
すこしも悪意はない
水は澄みきって
波型のカットにそって虹がはしる
飛行機の爆音がひびく
誘われたように
ときならぬ春雷がとどろく
ぴったり祭りばやしとあい和して
グラスをかたむける
小太鼓の音がほうろうにはじく
笛の音がうすい膜になってひろがる
鈴の音がグラスのなかの最後の一滴をおとす
窓をあける
春風が木々の梢をわたる
鳥がゆったり旋回する
耳なれた音は潮のように行きつ戻りつする
心の内と外で命は音にすがる
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